ヨウ素は甲状腺から分泌される、甲状腺ホルモンの主成分になるミネラルです。甲状腺ホルモンは、新陳代謝を活性化する大切な役割をしていて、正常に分泌されていれば、発汗、脈拍、心拍などを活発にしますが、分泌の調節がうまくいっていなければ、それらのはたらきが鈍くなってしまいます。
甲状腺ホルモンは、多すぎても少なすぎても問題があります。
過剰の場合は、脈が速い、極端な汗っかきになる、食べても体重が減る、落ち着きがなくなりイライラする、などの症状があらわれます。不足していると逆に、脈がおそい、寒がり、体重が増える、ボーっとしがちになる、などの症状があらわれます。
ヨウ素は海藻などに多く含まれているため、昆布やワカメを食べる日本人の場合、欠乏症の心配はほとんどないそうです。ですが、世界的にみると多くの国で不足しているミネラルとされていて、アメリカ、中国、アフリカなどの海から離れた内陸部の人たちは、海産物を食べる機会が少ない事から、食塩にヨウ素が添加されているようです。
ヨウ素は代謝の重要な役割をしているので、不足すると子供の成長の遅れになるといわれる事から、日常でよく使う食塩に添加することで補おうということのようです(ちなみに日本の食塩には含まれていません)。
一日の栄養所要量は、成人の男女とも150マイクログラム(妊婦さん、授乳中は+25マイクログラム)で、上限摂取量は3r(3000マイクログラム)です。
新陳代謝、成長に関わる大切なミネラル「ヨウ素」。海藻が多くとれる地域の方は、過剰摂取にならないようにご注意を!
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ヨウ素のおはなし
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